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日々精進。 技術的なことの修行は楽しくてしょうがないのですが、会話となるともうほんと苦痛です。 日本語でもフィーリングってあると思うんですけど、どうしても相性の悪い人って、人それぞれいますよね。 英語も同じだなーと最近つくづく思います。 経験値や感性がにてると、つたない僕の英語でも十分伝わります。 例えば、今何やってるの? これって相手にしたら仕事のことか、作業のことか。今僕と話してることか。 沢山選択肢があります。この中の聞きたいことを一発で答えてくれると気持ちがいいものです。当然この聞き方は僕が悪いのです。 相手が聞いてくれるだけの精神的な余裕があって、リラックスしてると、案外期待した内容の話が帰ってきます。 これが、相性の悪い人だとまったく伝わりません。 僕は日本語でもうまく話が伝わらなくてもどかしいことがあるのですが、英語でも同じようなことが起こります。 聞き返されてからしどろもどろになって、全ての文章を説明してるうちに雰囲気が冷え切ってきてなんとも切なくなることが多々あります。 まあ、彼らからしても僕が何度も聞き返すことでそんな気分になってるですから、しかたのないことなのですけど。 しかし今日は比較的うまく話が伝わったなーなんて思いながら、 この書き込みをする前に何人かのイギリス在住のかたのブログを見ました。みなさん天気のよさのことをかかれてました。 そのぐらい久しぶりに良い天気が続いてます。 良い天気は間違いなく僕たちの精神状態に影響しています。 クラスメートもニコニコでした。週末の金曜日ということもあり、久しぶりにリラックスして会話が弾んでいるようでした。 「ようでした」というのは、僕はテーブルを囲んでお茶を飲みながら会話をするのが苦手です。 座っているだけで嫌な汗が出てきます。テーブルがなかったり、何かしながらならおしゃべりは大好きです。 特に歩きながらとか。作業場のクラスが終了した後の会話とか、外のベンチで座っての会話とかの方が好きです。 それでもなるべくみんなと一緒にテーブルにつくのですが、いまだにネイティブのスピードにはついていけません。みんなも僕をあえてそっとしておいてくれます。ホントにクラスメートには感謝。 睡眠が足りていて、頭がクリヤーだと最近少しづつ話もできるのですが、ほとんどの日は意識朦朧としてるのでさっぱりです。 今日は比較的カラーリングの調子が良くて気分も良かったのですが、サブチューターのマイケルがこんな話をしてくれてもっと気分が良くなりました。 「色というのは教えられる要素が少ない。木工はやればできる。人によっては色を見分けられないこともあるし、作れないこともある。だからカラーリングは自分で覚えるしかないよ。」 僕は前職でカラーリングに関しては基礎もならいましたし、経験もさせてもらってるので比較的スムーズにこの作業には入っているのですが、クラスメートはかなり混乱してます。 今、お盆のベニヤの割れたところをえぐって部分的にパッチをいれて着色しています。これは前職の人にしかわからない話なのですが、ムク材の上に顔料でも染料でも使って作った色を傷口の上にのせていくと通常"しろうき”ととばれる状態になります。着色したところで光の屈折の仕方が変わって陰ができるので、一方向からは色があっているのですが、一方向からは影の色になって見えるので真っ黒です。 コチラの染料と顔料、それにシェラックを使って今日やった感触では"しろうき"せずに直せます。これ、とってもすごいことです。前職のときはただ諦めるしかなかったことなのです。 木に下地色を入れてからポリッシュでシーリングして、また色を薄く入れてシーリングします。これの繰り返しで着色を完成させます。あと2~3日で仕上がると思います。乞うご期待。
by scott_hachisuka
| 2006-02-11 11:16
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