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寒くなったり熱くなったり コチラもイギリスらしい天候が続いています。 で、今日は嵐の前の静けさ。 さっきまでおひさんでてたのに、 今はこんな感じです。 ![]() ワークショップ内の温度が上がり、 湿度が下がり始めました。 室内の湿度が30%近くに下がるようになりました。 家具への影響が見られ始めましたので、対策が必要。 もともとインドで作られて、イギリスへ運ばれたらしいので、 既にビャクダンが暴れていて、 前回の写真のとおり、 ベルベットを破り、水牛の角で出来たモールディングを折り、 たくさんの象牙で出来た装飾を弾き飛ばしています。 トップのふたをつないでいるヒンジのピンもはじかれています。 これ以上家具への影響を防ぐため、エアコンが登場しました。 水分を含んだ風を送りながら、すこしづつ湿度を上げたり下げたりして、 希望の湿度に調整をしてくれます。 だいたい修復工房では50%付近が良いとされています。 日本製ならもっとスマートでエアコンなんかで出来るのでしょうけど、 コチラの製品は無駄に大きくて、いかにも単純なつくりの代物です。 それでも効果は大きくて、 湿度が上がっているのが肌をとうしてわかります。 この時期の僕は、湿度が低くて気温が高いとき、 体は汗をかきたいのですが、湿度が低くて汗をかけないため、 熱が体にこもり、鼻かぜをひいた様になっていました。 とてもしんどかったのですが、 今年はこのエアコンのお陰で、しっかり汗をかき、 体の調子がいいです。 自然環境にとても左右されやすい家具を目の前にして、 これを日本で紹介したり、作業をすることは 簡単ではないなと思うようになりました。 人間の体でも対応することがこれだけ難しいのですから、 家具を対応させることが簡単だとは思えません。 作業中はワークショップの湿度を測りながら、 作業が終わったら60%から70%ほどの湿度がある 階段下のビニールハウスへ移します。 さて、 ハウスへ移して2週間が経ちました。 予測では、 「もともとこの木はまっすぐだったであろう。その木の状態が一番安定する湿度に戻して、ひねりを元に戻そう。」 というのが試みでした。 さて結果は、 ![]() 開きが10mmから6mmに下がりました。
by scott_hachisuka
| 2007-06-02 17:11
| 家具
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