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いろいろ考えが広がってきたので少し書いてみる。 昨日の続き。 クリスマスの事を書いてたのに。ま、たまにはいいか。 日本は効率のためとか、より便利にといいながら、 自分達の首を絞めるような厳しい社会環境へ向かっていると思う。 それも若者主導で。 いつ家族と一緒にすごすんだろう。 いつ自分のやりたいことをやるんだろう。 あまりにも生活費にかかる負担が多い、その負担をカバーできるだけの職に就くためにたくさんの犠牲を強いられるような気もする。肉体的精神的に。 若くしてある程度の職に就いた場合、そこから抜けることの怖さがあるように思う。(決して若くして一生懸命働いてる人を卑下していません。) 僕自身がイギリスに来て学生をしながらもそのプレッシャーを絶えず感じながら勉強をしています。将来どんな職に就くか?その程度稼げるか?どこに腰を落ち着けるのか? そういうプレッシャーがあると思う。 僕はこの学校を卒業したら直ぐに職を見つけようと必死だけど、クラスメートは違う。 人それぞれ。バックパックしょって、貧乏旅行に行くとか、株の勉強するとか。 日本人で学校卒業して直ぐにその道に入らないなんて考えにくい。 いつも見えない何かと競争。でもクラスメートは自分がしたいことをするだけ。 選択肢の一つに「不便だけど、これ以上進歩しないでもいい」というのがあっていいのにな。 24時間コンビニが空いてなければ、きちんとした食事の準備をするし、ご飯も食べられるときにきちんとたべるだろう、夜になって交通網がストップすれば、お父さんも夜中まで働かないだろうし、夜中に仕事場に行くこともないだろうなー。(タクシー使ってでも来いっていわれるのかな。)それだけ社会が不便だとどうしてもお父さんもお母さんも家に引止めらる構造になるし、企業もそれを否定できないだろうな。 イギリスではそこまで企業に拘束できないから、やっぱり世界に名だたるイギリス企業って少ないですよね。 でも日本人の気性からいって、不便でも家族と長い時間過ごせる社会が出来たとしても、「それは不便だからもっと便利にしよう」って言い出す人がいて、そこからやっぱり世の中は進歩していくような気もする。 お父さんもお母さんも外で働きたくて、上手くバランスをとるのが難しいのかな。 家庭と社会。 なんでも世界で一番になりたくて、どこいっても同じような環境でサービスを受けられる日本。 イギリスでは、変えなくても良いこと、例えば自然環境とか昔ながらの家のつくりとか、町並みとか。すこしづつより近代的になっていってはいるのだけど、まだ多くの人がそれを嫌っていて、今のままでいいという人が多い。 仕事も基本的には5時で終わるし、ホリデイも年数週間取れるし。家族と時間を過ごす人が多いと思う。 イギリスに来た当初、その手続きの遅さや効率の悪さにイライラしたものだけど、 一年経ってみると、そういう効率の悪さとかが人の肩の力を抜いている気がする。 「ま、そんなものだよ。」って皆で笑って許すような余裕に繋がってるような気がする。 勿論、そん余裕が裏目に出て大失態をすることもあるのだけど。 手紙を投函しても郵便局でなくされたり、 救急車がなかなか来なかったり、 緊急の診察に5時間も待たされたり、 小さなビル1棟たてるのに1年かかったり、 不安なことは多々あるのだけど、とっても人間臭い。 いいところは裏返ってそのまま悪いところだったりもする。 明らかに日本がいいとかイギリスがいいとかは言えない。 人それぞれ好き嫌いがあるから、自由に環境を選択できるといいのだけどなー。 住めば都。 あれだけ嫌いだったイギリス、イギリス人、少し印象が変わってきたことは確かです。 なんだかうまくまとまらなかったけど、 メリークリスマス。 クリスマス、お正月、家族そろって楽しく過ごせるといいですね。
by scott_hachisuka
| 2006-12-20 20:10
| イギリス
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