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秋のタームが終了しました。 この学期は非常に充実した3ヶ月でした。 まずは去年の家具の遣り残しをどんどん終わらせて、結局8個終わらせました。 それぞれに見習うべきポイントがあり、自分の守備範囲を広げたような気がして、 非常に嬉しいです。 特に家具には金物がつき物ですが、それらの仕組みの理解とトリートメントを覚えたことは今後に非常に役立ちます。 なんせ、工房にいるのが一番落ち着きます。 特にどこかに遊びに行きたいとも思わないし、 贅沢をしたいとも思わないのですが、 2日も休みがあって家具の状態を確認できないと落ち着かなくなります。 ので、毎日工房に顔を出せる環境で、 出来たら毎日働けるような環境が将来手に入れば言うことないです。 嬉しすぎる。 他の生徒はプライベートと仕事を分けることが当たり前ということで、 5時にはぴたっと仕事を止めて、工房を後にするのですが、 5時からは音楽をかけてもよいので、ゆっくり音楽を聴きながら作業をするのが、 これまた楽しいです。 最近はオランダ人のハームがクラシックを好んで聞いているので、 工房ではクラシックを聞きながらの作業なのですが、 精密な作業にはこの音楽がはまります。 僕は詳しくないので、何の曲がかかってるのかわからいのですが、 気分よく作業に没頭しています。 さて今回の成績は2aです。2年生の2aは「非常に良くできました。」にあたるそうです。 一年生とは基準が変わります。 出席率や提出物などの考慮は無く、先生達がokをだして恥ずかしくないかどうかに絞られます。 ですのでとても厳しく評価されます。 全てのつじつまがあって統一性がないとだめですし、自分が行った修復全てに理由があり、論理化されてないといないといけません。 つまり先生たちを納得させる仕事をしないといけないということで。 ひとつの作業を行うときに、まずは方向性を決めます。そして議論して決めたとうりに作業する技術力が要ります。そして、その仕上がりを想像して思い描き、先生達と一致している必要があります。技術的に差がありすぎると、仕上げる方法は同じでも、仕上がりに差が出ますので、そこで喧嘩になったりします。
by scott_hachisuka
| 2006-12-14 07:30
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