|
友達主催のBBQによばれていったり、 バイト先で色んな職人さんと話す機会があったり、 ネイティブのイギリス人の素朴な疑問がとんでくる。 「何でイギリスにきたの?」「日本人はなんで生の魚を食べるの?」 数人の人たちとしか話もしていのだけど。 自分のもってた外国人のイメージと違うことがままある。 だいたい自己紹介して名前を覚えてもらった後、 彼らの話の始まりには、自国を卑下する人が多い。 年代の差、男女間、個人差は当然あり、皆人生観は違うのだが、いずれのイギリス人もまずは自分の国の現状を嘆く。 もう将来に明るい希望を見出せないという。 そんなに深刻なんだろうか?おかしい。そんなことはない。 一応に皆が言う。 「毎日信じられない事件がおこる。自国の若者の教育としつけがなっていない。 古きよきイギリス人の面影がなくなっている。」 どこの先進国もそんなもんじゃないのかなーと思いながら、聞いていた。 そして「イギリス人は怠け者だから旅行に行っても外国語を覚えようとしない。」という。 そんなの日本人だっておんなじだし、だいいち世界のひとが日本語喋れれば、きっと外国なんて覚えない。 そして、「日本は素晴らしい。世界に誇れる文化を持っているというのである。」 日本ではまさかイギリスと同じような事件は起きていないであろうと思われているらしい。健康に良いといわれる日本食。非常に清潔で健康的な生活環境。礼儀正しく自国の文化を大切にする日本。というようなイメージがあるらしい。 そんな良いイメージを崩す必要もないのだろうけど、一応控えめにそうでもないんですと付け加える。なかなか昔のように日本が一番とはいえない。「サリンもあったし、交通事故は多いし、電車も安全ではない。子供が親を殺したり、親が子供を殺したり、僕達にも理解不可能な事件が毎日起こる。」 自分の国のことを悪く言う人が多いことに多少とまどう。 でも本当にそう思っているとも思えない。 「いいことも悪いこともどこの国にもあるんだな。」 ということで話が終わるのだけど。 なんのかんのいいながら、最終的には「マア飲めよ。」で話は終わる。 「怠け者で、いろんな事件があって、将来もどうなるかわからないけど、 こうして友達がいてBBQしてリラックスする時間を持てるのは、最高なんだ。」と。 今の状況が続いていければそれで幸せなんだろうと思う。そもそも日本人のようにいつも将来のことをうれいているわけでもなく、その場その場を楽しんだものがちということなんだろうと思う。 そんな話を聞いても、彼らのように楽しもうとおもってもなかなか難しいんだなー。これは。 結局骨をうずめる場所は自分が育った国なのかなーと思う。 それは、地震があっても、政治家がバカでも、奇妙な文化であっても、そこ以外ない。という感じがする。 神戸で大きな地震があっても多くの人がそこに残り復興されていったように、地元以外で生活するなんて考えないんだろうなーと思う。 だから、まあ、決して自分達の国の悪口を言ってるのでなくて、彼らにとってイギリスが一番だから、「ここにいれば楽しいよ。まあリラックスしろ。」みたいなことだろうか。 こういうことなのかな?
by scott_hachisuka
| 2006-08-28 19:32
| イギリス
|
ファン申請 |
||