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まずはアントワープ。 アントワープは何だかNYみたいです。色んな人種が住んでいて、きっと色んなコミュニティーがあるんだろうけど、何だかごちゃ混ぜで自由に生活している感じです。 昼間が暑すぎるのか、スパニッシュが多いからなのか、夜は皆遅くから動き始めて、ナイトライフを楽しむようです。食事できる店は比較的遅くまであいていて、おじさんもおばさんも若い子もゲイもペットもみんな楽しそうにおしゃべりしてました。 おしゃれな自由人が多く目に付きました。ロンドンやNYは若干、商業主義で面白みがなくなってきているような気がしますが、きっと新進気鋭の人たちはこういうところを探して、もっと自由な場所へどんどん移動してるんだろうなと思わせます。 昔からそういう場所なのかもしれません。そういう雰囲気がありました。 コチラはオランダ語圏です。完璧なオランダ語ではなく、オランダ語の方言のような言葉を公用語として話すのだそうです。ただし、多くの人はこのオランダ語と、英語と、後もうひとつくらい話すそうです。 ブリュージュ。アントワープから車で1時間半。 きれいな街でした。昔ながらの町並みが残っていて、中世の教会や家がまだ沢山残っています。丁度なんかの懐メロのフェスティバルをやっていました。この日ステージに出てきた「エディー」っていうおっちゃんが歌いだすと、もう観衆が「うわー」「エディー!エディー!」のコール。これが年配の夫婦に大うけで、広場全体で中年、老夫婦が楽しそうに踊っていました。 <踊る老夫婦-ブリュージュ> ![]() <熱狂的な懐メロファン-ブリュージュ> ![]() 運河で囲まれていて皆ボートで観光。僕達は自転車をレンタルしました。4時間7ユーロだったかな。道路が石畳なので乗り心地は悪いですが、久しぶりの自転車は楽しかったです。 <馬車で観光-ブリュージュ> ![]() <ボートで観光ーブリュージュ> ![]() <チャリンコで観光ーブリュージュ> ![]() <結婚記念日アンド嫁さん誕生日-ブリュージュ> ![]() 食事も何でもあります。イタリアン、フレンチ、和食、中華。 そんなに高いということも無く、望めば何でも食べられますが、 もっと地元の人が食べるような、定食のようなものを食べてみたかったです。 ここベルギーは美食家の集まる国としても有名だそうです。 <静かだな-ブリュージュ> ![]() <アールヌーボ?アールデコ?かな-ブリュッセル> ![]() それとブリュッセル。コチラはフランス語圏ということもありもっと上品な感じでした。パリに行ったことはありませんが、パリの影響はあるんだろうな。アンティークショップにしてもやはり大陸のセレクトはユニークです。 やはり個人の色がはっきり出ています。大衆に合わせようとしても、個人個人の傾向がばらばらであれば、合わせようもないのではないかと思いました。 ですので自然と経営者個人の考え方がはっきり出てくるのかなと思いました。 <何だかわからないけど目を引く椅子> ![]() <豊富な種類> ![]() 結構街中を歩いたので細かいところを見ていたのですが、ベルギーの人達はけっこう車をきれいに使うんですね。田舎の方へ言ってないので都心部だけの話ですが、中の内装が汚れていないし、外観もきれいです。 そんなとこでも好感を持ちました。 イギリスにきたら、路注してある車の中を覗き込んでください。 汚いです。ほったらかしの倉庫みたいになってます。 日本人にとっては、生活しやすそうだな。日本食も結構手に入るみたいだし、どうも親日家が多いらしいです。街中はきれいですし、建物が面白い。 壮大なゴシック建築からアールデコまで色んな建築物を楽しめます。 そうそう、ここへの最大の目的はションベン小僧を見ることでした。なんとも小さな像にこんなに人が集まってるのも不思議な感じですが、この像だけで、この数ブロックは観光用のお店がぎっしりでした。彼は、世界中から洋服が送られてくるので、大変な洋服もちだそうです。イベントにはそれ相応の服を着て観光客をもてなすのだそうです。この日は服を着るには暑すぎるね。 <ションベン小僧と親子-ブリュッセル> ![]() <彫刻、木製-ブリュッセル> ![]() <教会-ブリュッセル> ![]() ![]() <忘れました。-ブリュッセル> こういう彫り物とか建築とかの力強さに圧倒されます。 涼みに入った教会の中にこの彫刻があったのですが、ブロンズかと思ったら木でした。びっくりしました。この艶の光り方。 教会を作った人たちもきっと只者ではないんですよね。いかにその昔この土地にお金が集まり、また腕の確かな工人が集まったかがわかります。一つ一つの細工が確かで、スケールとバランスの良さが見る人をひきつけます。ほんとに「おっと」思わせられる建物が多いですね。 それにしても、この国は印象に残るような強烈さが無いんですね。さらっとひっそりとそこにたたずむ。といった感じでしょうか。それがまたなんか心地いい印象をもたらしています。なんというかつかみどころの無い、にくい国。うです。 こんな感じで観光を楽しみ、5泊のベルギー滞在は終了。 一路ベルギーを後にしていざイギリスへ。イギリスに入ってほっとするのですが、若干物足らない感じも。なんだか地味ですな、この国は。サービスステーションでお茶しながら、3人でうなずく。その後、明日からロンドンのV&A美術館での研修が始まる本屋さんをロンドン郊外まで車で送り、無事帰宅。当日は夜9時に電池が切れるようにご就寝。次の日の朝9時ごろまでバクスイ。 とにかくたのしい旅でした。この旅をもってひとまず、皆とはお別れになります。 それでもまあ、またどっかで会うような気がします。 一年どうもお世話になりました。2人のこれからの活躍を祈っています。 頑張れ、ベルギーの嫁。頑張れ本屋。
by scott_hachisuka
| 2006-08-02 03:20
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