|
今日は久しぶりの休みです。 毎日10時間以上家具とにらめっこしてると、時々バーストするときがあります。 このタームは木工に力を入れようとおもって、 毎日夜10時まできっちり作業をしていたので、疲れもたまっていたと思います。 だいたい調子悪くなったのは、 STUDY TOURにイングランド北部のYORKへいったとき 急に気温が冷たくなり、風邪をこじらせたのが始まりでした。 急に3度とか4度とかですから。 出発する前の日まで18度とかでしたので。 気温差が激しすぎました。 前日に暑いし、気合を入れようと髪を切ったのも失敗でした。 3mm丸刈りにしました。 冷たい空気がダイレクトに頭を冷やし、思いっきり風邪ひきました。 まずこれで体調が悪化。 しかも帰ってきたら、残っていた先生冷静にチェックを入れていったらしく、 「マサヒコ、今月中に仕上げよう。」 ということで、追い込みかが激しくなり、気もあせり、でも急にうまくもいかず、失敗をしてはやり直し、本当に毎日うまくいかないSOFAを夢に見るようになりました。 だんだんと弱気になり、いつも正確な処置ができるかどうかオロオロしてました。 これで心のバランスをくずしました。 ファニチュアーヒストリーの時間。 足の形が年代と様式によっていかに変化してきたかということの話を聞いていたのですが、 もう僕は心身ともにつかれ、英語も受け付けず、急にプツンと切れました。 「プチン。(たぶん緊張の糸が切れた音)」 「だからなんなんだ。脚の形がなんなんだ。」 勿論大人ですからその場では声に出しませんよ。でも心の中でつぶやきました。 「何で俺は世界の隅のこんな山の中で、隣の芝生でヤギがめーめーないてて、しかもこないだヤギじゃなくて羊だって怒られたんだよな。そういえばそんなことでいちいち訂正されたのもむかつく。じゃーヤギと羊とどう違うんだって聞いたら、名前が違うって。このやろう。 それでなんで俺はこんなところで家具の脚の話を聞いてんだ。しかも英語で。」 もう許容量いっぱいいっぱいだったんですね。 疲れるとこんな風にいろんなことに腹がちません? 何で電柱こんなとこ立ってんだ?とか道路はタクシーだらけじゃないか?とか 意味も無く目の前の状況に腹を立てる。ありますよね。 その日のランチ、他のクラスにいる日本人の友達を待ちながら一人席についているとき、独り言を言っていたらしいです。 たぶんその後の工程を確認してたんだと思うのですが。 「遠くから見ると調子の悪い精神病の患者さんがみたいだった。」と。 「席に行ってご飯一緒に食べるか少し迷った。」と。 調子が悪いとこんな風になるんですね。 やはり皆が言うように休みは必要です。でもこういう体験も必要です。 今はもうすぐ完成しようとしているSOFAを目の前に、感無量です。 失敗してもきちんとやり直して、 先生のOKが出るまで、すべてやり遂げたことが自信になってきました。 下手は下手なりにできるやり方があるなと思います。 昨日やっと仕上げの段階に入りました。 人の3倍も4倍も時間をかけて何とかコンストラクションの部分の木工は終わり、組み立ても上手く決まり、そして風邪をひいてもも休むことなく(頑丈な体と心をくれた両親に感謝。) もうすぐ完成まじかです。 うれしい、、、、、、。
by scott_hachisuka
| 2006-06-11 18:36
| 家具
|
ファン申請 |
||