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今週は日曜日の夜から、水曜日の夜までカービングの短期講座。 削り方、道具、細かいラインの出し方や、オーナメントの規則を習い一応短期集中講座のカービングクラスは3日間と半日で終わりました。かなり緻密に線を出す練習が必要なので道具をもっとよく知って、よく砥いで、下絵をきちんと描いてから次回は挑みたいと思います。 次回というのは、もう既に自分のオブジェクトの中にカービングの必要な部分がありまして、すぐに取り掛かりました。ソフアーの足の部分なのですが、スクロールと呼ばれるリージェンシー時代の特徴的なオーナメントのひとつです。足4本に対して2個ずつついていたのですが、1つを残してあとは全てなくなっていました。ですので残りの7つを作らなくてはいけません。 手順としては、正しい木目を持つ木を選択、模様を写し取って下書きをします。このとき人によっていろいろな方法があるそうです。単純にカーボン紙を使う人、全て計測してきれいに書き直す人、型を取って書き写す人などです。僕は単純にカーボン紙で書き写しました。これがなかなか難しくてうまくいきません。200年前に機械はないので手で作られていると思うのですが、なかなか規則的に線が変化しています。やはり手で書き写すとでこぼこしてきます。まあその辺は練習ですので後回しにして、とりあえず書き写しました。その後カービング用の鑿を使って円の内側を削り始めました。うまくいきません。カービングの先生は角度をフリーハンドでつけながらスーと削っていきましたが、僕はそのようにはうまく手がすすみません。6回目ぐらいで先生に聞きにいきました。以外にカービングは体が疲れます。既に腰はパンパンに張ってますし、目もかすみだしました。先生は笑いながら5本の鑿を持ってきて、円弧にぴったり合う丸いのみを選び少しづつのみを進めていきます。「ああーなるほどね」って日本語でしゃべってました。結果12回目にして削り方までは良しとされました。仕上げのエボナイズドはかなり塗膜を乗せるのでかなり深めに掘るように言われました。 しかし、まだトレイスの仕方が完璧ではないということで来週はそこから取り組むことになりました。 先週、ソフアーの持ち主が話し合いに来られて自己紹介をさせていただきました。とても気さくなご夫婦で見積もりにも直し方にもOKをいただきました。これからやっとソファーも始動します。楽しみです。
by scott_hachisuka
| 2006-02-25 05:31
| 家具
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