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いやー、なんとか間に合いました。 最終的にすべてが終わったのは今日の朝です。 9時に会場セッティング 12時インタビュー 5時結果発表 となります。 細かい調整やクリーニングなどを繰り返し、 古さを保ち、ぴかぴかでない、味のある家具に仕上がったと思います。 安堵するまもなくいざ競技会へ。 この時点でもう順位はどうでもよく、 無事にコンペ会場まで運び、きちんとレイアウトして とりあえずこのプレッシャーから開放されたい。 そう強く思いました。 午後12時 インタビューの順番です。 ココに来るまでに、まず学校で選ばれ事が大変。 審査基準をクリヤーして、本戦に残るのも大変。 コンペにでれることは大変光栄なことです。 A4,4ページのエッセイや、ディスプレイ用の写真のレイアウト 大変な準備をしてやっとインタビュー。 卒業間じかのこの時期に結構な時間を費やしました。 インタビューでは方法論や、マテリアルの扱い方の説明、家具へのアプローチの方針などをプレゼンして、質問を受け、20分ぐらいで終了。 ほっと一息。何もする気にならず、午前中は終了。 今回は学校が会場に選ばれたので、空き時間は次の家具へ没頭。 午後5時 結果発表。 全英家具修復コンペティション 第2位・・・Masahiko Hosokawa 嬉しかったです。 表彰式の後、いろんな人と話すチャンスがありました。 2人ほど、わざわざお祝いを言いに審査委員の方がきてくれて、 「君に投票したよ。あと数票差だったよ。惜しかったね。技術的にもアプローチの仕方も僕は君のファンだよ。」といってくれました。 「特に技術的にはハイスタンダードにあるね。皆は一年かけてこのコンペに用意してきたけど、君が5週間でやってのけたのもすごいことだよ。」 とお褒めの言葉をもらいました。 僕は無理をせず、なるべく家具の今現在の状態を残しました。 新しく入れなおす部分を極力少なくして、 無理にまっすぐにしたり、伸ばしたり、変えたりしませんでした。 ムリならムリでそのままおいとくことにしました。 これが、好評で、ひとつの方法論として、いいアプローチの仕方だといわれました。それが嬉しかったです。 やっぱり修復の醍醐味はきれいに直すこと。 「え、とこ直したの?」が一番の褒め言葉。 でも、20年後も30年後も今の状態をキープできなければ駄目。 今回のコンペできちんと結果が出たこと。 2年かけて得たものが何か見えたこと。 まだまだ勉強する点があること、 いろんなことが明確になってうれしかったです。 両親をはじめ、応援してくれたみなさんどうもありがとうございます。 もう一息なので、最期まできちんとやりとげたいと思います。
by scott_hachisuka
| 2007-06-28 04:25
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