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早いもので、卒業式まであと10日。 SOFAが終わってから、ほっと一息する暇も無く、科学のテスト。 今回は長文問題。3項目選んで小論文にして意見をA4用紙一枚分に一問書く。 1時間半でまるばつ問題20問+この小論文。 僕はとにかくパスしたい。 学校の査定の仕方は5段階評価 1が一番良くて5が一番悪い。 3までは単位の取得が認められて、4は追試。5は落第。 さて科学の最低限の%は40%の取得。 範囲は1年間の科学のノート60ページ分。 裏表にぎっしり科学の解説がなされています。 これをまともに全部読んで、全部書く練習してたらはげる。 ので、ヤマをはる。 家具に関連の強いと思われる、6項目を絞る。 ちなみに、接着の原理、溶剤、光線によるオブジェクトへの被害、金物の劣化、石鹸の作用、室内環境の整え方。 毎日小論文を書く練習。 結構、クラスの大半が諦めている中、僕は諦めずに悪あがきで勉強してみる。 とにかくパスしたのです。 毎日勉強のために2週間前から、少し早めに切り上げます。 どうやら皆も早くきりあげているらしい。 そうか皆勉強してるんだな。 そう思っていたら。 ワールドカップに夢中でした。 とにかく当日のテストまでいやーなプレッシャーと戦いながら勉強。 さて当日、テストばっちりできました。かけました。なんとA4用紙にビッシリと沢山の 文章を並べました。キーワードとなる単語をちりばめ、ここに書いてあるとアンダーラインまでひいてアピール。 さて懇談会の日。先生から一年間の通信簿を聞かされ、簡単にトークをします。 科学のテスト結果、41%の取得。 おおーパスだ。 しかもギリギリだ。 とにかくパスだ。 やったね。 もう大満足で先生との懇談会を終えました。 気持ちよく工房で作業を続けていると、 オランダ人の女の子が泣きながら戻ってきました。 びっくりして話を聞くと科学の点数が良くなかったとのこと。 僕はああー落第したんだなと思って、ずっと話を聞き、彼女が落ち着くのを 待っていました。そこへクラスメートも集まってきて、ひとしきり彼女も話をし終わって すっきりした模様。 「ところで科学パスしたの」誰かが尋ねます。 「うん。パスした。」 はい?・・・・ 「じゃー何が悲しいの。」オランダ語でやればもっといい点数取れたのに英語だから取れなかったそれがくやしい。 「と言うことは40%以上取れてるんだね。」 「当たり前でしょう。」 僕より点数の良い彼女が泣き。パスしたと言って喜ぶ点数の低い日本人男子。 「ああーもっと志を高くしないとなー。」 恥ずかしくなってその場を離れました。 マアデモね。 作業全般(木工、課外活動、生活態度、取り組みなど)、 ペーパーワーク、(報告書、ポートフォリオ、考察、作業日誌、リサーチなど) 学科(イギリスの歴史、エッセイ2500字、プレゼンテーション、家具の歴史、科学、特別授業など) これらの単位は取得、点数もオール2でしたから、悪くは無いのです。なんせ科学だけはさっぱりでしたので。これでもう学科は終わったので来年はもっと作業に集中できます。 応援してくださった皆さんのお陰で何とかこのような結果にいたりました。本当にメールや書き込みで励ました下さったみなさんありがとうございます。 次回はそのほかのオブジェクトの行方にも触れます。
by scott_hachisuka
| 2006-07-06 16:43
| 修復を学びたい人へ
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